キリスト教民主党[スロベニア](読み)キリストきょうみんしゅとう[スロベニア](英語表記)Slovenski Krščanski Demokrati

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

キリスト教民主党[スロベニア]
キリストきょうみんしゅとう[スロベニア]
Slovenski Krščanski Demokrati

スロベニア政党。 1990年3月非聖職者から成るカトリック系知識人層が中心となり結成。同年4月の自由選挙後,野党連合の中核としてロイゼ・ペテルレ党首が首相に就任,45年間続いた共産党体制を打破し独立へと導いた。しかし,経済政策をめぐる政党間の対立により 92年4月内閣不信任案が可決されペテルレは首相を辞任。同年 12月の総選挙では第2党になり,93年1月に成立した与党自由民主党のヤネズ・ドルノウシェクを首班とする中道左派連立政権に参加。ペテルレは外相に就任するが,94年9月下院議長の人事をめぐり辞任。連立枠組みは維持したものの,与党自由民主党との対立は深まった。 96年 11月の総選挙では反自由民主主義党を掲げて社会民主党人民党などと「スロベニアの春」を結成するが,議席数を 10に減らして第4党に後退した。

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