キリスト教社会党[ベルギー](読み)キリストきょうしゃかいとう[ベルギー](英語表記)Parti Social Chrétien; Christelijke Volks Partij

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

キリスト教社会党[ベルギー]
キリストきょうしゃかいとう[ベルギー]
Parti Social Chrétien; Christelijke Volks Partij

ベルギーの主力政党。 1830年の独立以来,政界重きをなしてきたカトリック党前身に 1954年に設立。伝統的にカトリック教徒の多いベルギーの労働者階級,商工業エリート層に幅広い支持基盤をもつ。 50年以降各連立内閣の中心政党となっていたが,1960年代に入りフラマン系キリスト教社会党 CVPとワロン系キリスト教社会党 PSC分裂。 CVPは継続して最大の勢力を保持しており,79年から 91年までの 13年間,W.マルテンス首相をつとめる政権を維持してきた。さらに 92年3月からは同じ CVPの J.L.デハーネを首相とする4党連立政権発足。この連立政権は 95年5月の総選挙でも過半数を確保し,デハーネは内閣を続投した。

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