ギルバート・キース チェスタートン(英語表記)Gilbert Keith Chesterton

20世紀西洋人名事典 の解説

ギルバート・キース チェスタートン
Gilbert Keith Chesterton


1874.5.29 - 1936.6.14
英国詩人,作家,評論家。
ロンドン市ケンジントン生まれ。
スレイド美術学校、ロンドン大学で学び、美術批評から文芸批評、社会批評に転向して、詩、劇、小説、随筆などの各分野で健筆をふるい、著作は生涯に100冊を超えた。評論では彼のカトリック的な宗教観、政治観、社会観を説いた「異端」(1905年)などが有名で、また、小説でもカトリック司祭の探偵を主人公とした「ブラウン神父」シリーズで人気を博した。1922年にはカトリックに改宗し、G.B.ショー、H.G.ウェルズらと数々の論戦を交えた。’36年には教皇ピウス11世からカトリック信仰擁護者の称号を与えられた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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