クシュンコタン占拠事件

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

クシュンコタン占拠事件

1853年秋、ロシア船が樺太に到着。ロシア政府が領土拡大を目指したもので、70人以上のロシア兵が上陸。クシュンコタン(久春古丹、後の大泊。現コルサコフ)を武力行使なしに占拠した。当時の樺太では、先住のアイヌ民族に加え、南部に少数の日本人がニシン漁などのために居住しており、ロシア人、日本人、アイヌ民族が混住して越冬。約8カ月の占拠後、クリミア戦争が起きたのに伴ってロシア側が撤退し、事件は終結した。日ロ間の国境は、1875(明治8)年の樺太・千島交換条約で定まった。

(2008-05-10 朝日新聞 朝刊 青森全県 1地方)

出典 朝日新聞掲載「キーワード」朝日新聞掲載「キーワード」について 情報

今日のキーワード

夏至

二十四節気の一つであるが,二至 (夏至,冬至) ,二分 (春分,秋分) の四季の中央におかれた中気。夏至は太陰太陽暦の5月中 (5月の後半) のことで,太陽の黄経が 90°に達した日 (太陽暦の6月 ...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android