クジャクチョウ(孔雀蝶)(読み)クジャクチョウ(英語表記)peacock butterfly

世界大百科事典 第2版の解説

クジャクチョウ【クジャクチョウ(孔雀蝶) peacock butterfly】

目タテハチョウ科の昆虫(イラスト)。イギリスから日本まで分布する旧北区の代表種の一つである。開張は5.5cm内外。翅の表面は赤い地に大きな眼状紋が前・後翅に1個ずつあり,この紋がクジャクの尾羽(上尾筒)を連想させる。はやや大型で丸みを帯び,翅の赤い地色は雄ほど鮮やかでない。裏面はすすのように黒い。本州中部以東の低山地に多く,北海道では平地にも産する。日本では年2~3回発生し,成虫で越冬する。幼虫の食草は本州ではカラハナソウホップ,北海道ではイラクサ類が主であるが,ヨーロッパでも同じである。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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