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クズバス クズバスKuzbass

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

クズバス
Kuzbass

正式名称はクズネツク炭田 Kuznetsky ugol'nyi bassein。ロシア中部,西シベリア南東部にある炭田で,炭田の開発とともに発展した重化学工業地帯をさす名称としても用いられている。北東のクズネツキーアラタウ山脈と南西のサライル高地にはさまれるクズネツク盆地にあり,面積約2万 6000km2。大部分がケメロボ州に入るが,一部ノボシビルスク州アルタイ地方に入る。 1721年石炭が発見され,1851年から採掘が始った。 19世紀末,シベリア横断鉄道が開通して鉄道用炭として採炭量がふえたが,炭田として本格的に開発されたのはロシア革命後,第1次5ヵ年計画 (1928~32) に基づいてウラル=クズネツク・コンビナートが建設されてからで,これによりウラル地方と西シベリアへのコークス炭,燃料炭の供給地となり,ドンバス (ドネツ炭田) に次ぐソ連第2の大炭鉱地区となった。地下 1800mまでの推定埋蔵量約 7250億t。褐炭から瀝青炭まであり,炭層の厚さと埋蔵地の集中していること,また硫黄分の少い良質炭の多いことなどの点ですぐれている。露天掘りによる生産が多いため,炭価はドンバス炭より著しく安い。第2次世界大戦の前にウラル=クズネツク・コンビナートは解体し,クズバスでも地元の鉄鉱石を利用して冶金を行うようになった。現在ノボクズネツクケメロボベローボプロコピエフスク,アンジェロスジェンスクなどの都市を中心に鉄鋼,非鉄冶金,化学,機械,食品などの工業が発達し,シベリア最大の人口集中地域を形成している。しかし石炭の燃料としての役割の軽減から,この地域で大都市を除いて人口減少をきたしている都市も多い。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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世界大百科事典内のクズバスの言及

【クズネツク炭田】より

…ロシア中部のクズネツク盆地にあり,ドネツ炭田と並び称される大炭田。クズバスKuzbassとも称されるが,その場合は炭田を中心として発展した重化学工業地帯を称することが多い。西シベリアのケメロボ,ノボシビルスク両州とアルタイ地方にまたがる。…

※「クズバス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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