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クモノスカビ(蜘蛛の巣黴) クモノスカビRhizopus nigricans

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

クモノスカビ(蜘蛛の巣黴)
クモノスカビ
Rhizopus nigricans

ハイカビともいう。藻菌類ケカビ目ケカビ科リゾープス属。温暖多湿の季節に,果物,野菜などに発生するのがみられるが,平素は土壌中に普通に生息すると考えてよい。基質上の菌糸はところどころに仮根をもっていて,植物の匍匐枝のように伸びるので,外見がクモの巣のようにみえる。菌糸の仮根のある節からは,1本あるいは数本の枝を生じ,その頂端に球形の胞子嚢ができる。成熟した菌糸,および胞子嚢は黒色。胞子嚢はくずれて胞子を四散し,あとにまんじゅう形の柱軸を残す。有性生殖では,配偶子嚢の接合により,厚膜におおわれた接合子を生じる。

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