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クリュプテイア クリュプテイアkrypteia

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

クリュプテイア
krypteia

古代ギリシア,スパルタの「秘密勤務」と称する制度。エフォロスの派遣した若者が田園地方を巡回し,ヘロットの反乱防止のため危険視される者を夜間ひそかに殺害する制度。アリストテレスは,リュクルゴス以来の制度とするが,プルタルコスは,前 464年のヘロットの反乱以後と考えている。

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世界大百科事典内のクリュプテイアの言及

【ヘイロータイ】より

…個々のスパルタ人によるヘイロータイの解放や売却は許されなかったが,前5世紀後半以降,緊急の場合,従軍や金銭の提供と引換えに,ポリスの手でヘイロータイを解放することがあった。しかしヘイロータイはスパルタ人よりもはるかに数が多く,またその地位に大きな不満を抱いていたので,スパルタ人はヘイロータイを厳しく監視,弾圧し,エフォロスたちは就任に当たり毎年ヘイロータイに対して宣戦を布告し,スパルタの若者は〈クリュプテイアkrypteia〉という慣習により屈強なヘイロータイをひそかに殺し,戦闘能力に優れた2000人のヘイロータイがポリスの謀略で暗殺されたこともあった。一方,ヘイロータイも機会をとらえては反乱を企て,とくにメッセニアのヘイロータイは,第2,3,4次メッセニア戦争と,前7~前5世紀に少なくとも3度の大反乱を起こし,結局,前369年,テーバイによって解放され,独立してメッセネを建てた。…

※「クリュプテイア」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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