クルト ヴュートリッヒ(英語表記)Kurt Wüthrich

現代外国人名録2016 「クルト ヴュートリッヒ」の解説

クルト ヴュートリッヒ
Kurt Wüthrich

職業・肩書
分子生物学者 スクリプス研究所教授

国籍
スイス

生年月日
1938年10月4日

出生地
アルベルク

専門
構造生物学

学歴
ベルン大学〔1962年〕卒

学位
博士号(バーゼル大学)〔1964年〕

資格
ヨーロッパアカデミー会員, 米国科学アカデミー外国会員, ロイヤル・ソサエティ外国会員〔2010年〕

受賞
ノーベル化学賞〔2002年〕,スタイン・ムーア賞(たんぱく質学会)〔1990年〕,マーセル・ベノイスト賞(スイス)〔1992年〕,京都賞(第14回)〔1998年〕

経歴
米国のベル研究所を経て、1970年よりスイス連邦工科大学に勤務。’72年助教授、’76年準教授、’80年教授、’95年〜2000年生物学部長。’94年米国のスクリプス研究所客員研究員となり、2001年より構造生物学教授兼任。1980年代初め、医療用のMRI(磁気共鳴画像化装置)にも応用されている核磁気共鳴(NMR)という現象を、タンパク質の立体構造解析に応用する手法を編み出す。2002年溶液中の生体高分子の立体構造決定のためのNMR分光法を開発したとして、島津製作所の田中耕一研究員、米国バージニア・コモンウエルス大学のジョン・フェン教授とともにノーベル化学賞を受賞

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android