クルト マズア(英語表記)Kurt Masur

現代外国人名録2016 「クルト マズア」の解説

クルト マズア
Kurt Masur

職業・肩書
指揮者 ライプツィヒ・ケヴァントハウス管弦楽団名誉指揮者,イスラエルフィルハーモニー終身名誉指揮者

国籍
ドイツ

生年月日
1927年7月18日

出生地
ブリク(ポーランド・ブジェク)

学歴
ブレスラウ音楽学校(ピアノ・チェロ)〔1944年〕卒,ライプツィヒ音楽院(指揮・ピアノ・作曲)〔1948年〕卒

資格
ドイツ芸術院会員〔1970年〕

勲章褒章
レジオン・ド・ヌール勲章〔1997年〕

受賞
ライプツィヒ名誉市民〔1996年〕

経歴
1948年からハレ国立劇場でコレペティートアおよび指揮者として活動。その後、’51〜53年エアフルト市立劇場、’53〜55年ライプツィヒ市立劇場の第1指揮者、’55年ドレスデン・フィルハーモニー指揮者、’58年メクレンブルク国立劇場音楽総監督、’60〜64年ベルリン・コーミッシェ・オーパー首席指揮者、’64〜67年再びドレスデン・フィルで指揮者、’67〜72年同首席指揮者。’70年ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団常任指揮者を兼ね、’72年から同音楽監督東ドイツの代表的な指揮者の一人で、’89年の民主化運動ではライプツィヒで先頭に立ち、“新フォーラム”のメンバーとなった。’90年10月ドイツ統一記念式典で第九を指揮。’91年9月〜2002年7月ニューヨーク・フィル(NYPO)音楽監督。1992年イスラエル・フィル終身名誉指揮者。’97年3月ゲヴァントハウス管弦楽団音楽監督の任期を1年残し辞任。同楽団の歴史上初の名誉指揮者の称号を授与されている。2000〜2007年ロンドン・フィルの首席指揮者、2002〜2008年フランス国立管弦楽団音楽監督。1971年初来日。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

20世紀西洋人名事典 「クルト マズア」の解説

クルト マズア
Kurt Masur


1927.7.18 -
ドイツの指揮者。
ライプツィヒ・ゲハントハウス管弦楽団音楽監督。
シュレージエンのブゼク生まれ。
ブレスラウ、ライピツィヒで学び、1948年ハレ州立劇場練習指揮者、同正指揮者、’51〜53年エルフルト市立劇場、’53〜55年ライプツィヒ市立劇場を経て、’55年ドレスデン・フィルハーモニーの指揮者となり、注目を集める。’60年にはベルリン・コーミッシェ・オーパーの音楽監督。その後、再びドレスデン・フィルを経て、’70年ライプツィヒ・ゲハントハウス管弦楽団常任指揮者、’72年からは音楽監督も兼任。伝統的、現代的な感覚を融合した独自のスタイルを築き、幅広いレパートリーを持つ。’71年に初来日。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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