世界遺産詳解 「クレスピ-ダッダ」の解説 クレスピダッダ【クレスピ-ダッダ】 1995年に登録されたイタリアの世界遺産(文化遺産)で、ミラノの北東部、アッダ川とブレンブロ川が合流する三角地帯の渓谷に位置する企業都市。クリストフォロ・ベニーニョ・クレスピ(1833~1920年)が、技術的にも優れた綿紡績工場を建設したのが始まり。クレスピは労使間の豊かな人間関係に基づく理想郷を築くため、労働者とその家族の町づくりに取り組んだ。このように人類史上の重要な時代を例証する優れた技術の集積、建築様式、建造物群を保存するため、世界遺産に登録された。◇英名はCrespi d'Adda。赤レンガの屋根が特徴的な労働者住宅の町並みが当時のままに残っている。 出典 講談社世界遺産詳解について 情報