クローニング (仮想化)(読み)くろーにんぐ

ASCII.jpデジタル用語辞典の解説

クローニング (仮想化)

OSやアプリケーションを組み込んだ環境を、ほかのPCへ複製すること。同一機種、同一周辺機器の環境では、OSの自動組み込みや、ハードディスク自体のコピーといった手法で、同じアプリケーションが動作する同一環境のPCを一括で複製/配布できる。これにより、パソコンの導入コストを低減できるが、追加で同一機種を導入しようとしても、販売終了で入手できなくなったり、古いCPUや周辺機器を補修部品として購入したりすると、法外な価格となることも多い。仮想環境においては、利用する周辺機器などの環境を限定的に決定(エミュレート)できるため、どんなに機種が変更されても、アプリケーションが動作しないということはない。こうした用途を前提に、仮想ソフトウェアでは、クローニングのためのツールが付属することが一般化している。こうしたツールでは、ハードディスクそのものではなく、組み込まれた仮想環境の規定値から、どれだけ変更されたかという差分だけを抜き出し、CDやUSBメモリーなどの小容量媒体へ「イメージ/スナップショット」として記録できるものが多い。新規のPCへは、仮想化ソフトを組み込み、イメージを展開するだけで、元の環境がクローニングできる。同様に、利用しているPCのサーバー上のデスクトップ環境へのクローニングやその逆も可能だ。

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