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グィード・ダレッツォ Guido d’Arezzo

世界大百科事典 第2版の解説

グィード・ダレッツォ【Guido d’Arezzo】

991ころ‐1033以後
イタリアの音楽理論家。ポンポーザ(フェラーラ近郊)のベネディクト会修道院で教育を受け,アレッツォやローマに住み,晩年はアベラーノの修道院長だったのではないかと考えられている。グィードは,等間隔で水平に3~4本の直線を引き,その線上と線間に音符を書き入れて音高を表示する記譜法(音高の表示法では,今日の5線譜と原理は同じ)を考案し,この記譜法でグレゴリオ聖歌を記譜し,また,ウトut,レre,ミmi,ファfa,ソルsol,ラlaの6音の階名唱法を始めて楽譜の視唱を容易にした人と言い伝えられている。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のグィード・ダレッツォの言及

【音名】より

…音楽上,音の高さを呼ぶための名で,音組織内の各音には一定の振動数が定められており,それぞれ固有の名で呼ばれている(図)。
[西洋]
 現在,西洋音楽に用いられている音名は,ほとんどが11世紀にグィード・ダレッツォが体系づけたものを基礎としており,アルファベットによって音高を表し,オクターブごとにこの名が繰り返される。オクターブの違いを表す方法にはいろいろあるが,ヘルムホルツの考案(1865)によるものがいちばん多く使われている。…

【キリスト教文学】より

…イエス・キリストの死後,はやくも1世紀の半ばから,使徒たちの布教活動にともない,ローマおよび帝国の西半へもキリストの信仰は浸潤していったが,その伝道者はギリシア語を常用する者が多かったので,西方教会でもギリシア語の勢力が強かった。キリスト教文学が最初の1~2世紀間もっぱらギリシア語によっていたのは,このような事情にもよるものである。しかしラテン語使用の端を開いた雄弁家テルトゥリアヌスより以前に,ラテン語訳聖書《ウルガタ》の原型,いわゆる《イタラ》は始められていたらしい。…

※「グィード・ダレッツォ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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