グイドバルド・デル・モンテ(読み)ぐいどばるどでるもんて

世界大百科事典(旧版)内のグイドバルド・デル・モンテの言及

【遠近法】より

…彼らの方法は,理性の世紀にあって不合理を納得させようとしたバロックの,キリスト教の公式芸術としての本質をよく示している。透視図法が今日のような形に最終的に完成されたのも17世紀であって,これにはイタリアの力学・数学・天文学者グイドバルド・デル・モンテGuidobaldo del Monte(1545‐1607)の業績があずかっている。西洋近世の正統な空間表現法とされた透視図法の権威の崩壊は,自然主義的絵画理念の危機とともに19世紀末に起こり,20世紀初頭のキュビスムによって決定的なものとなった。…

※「グイドバルド・デル・モンテ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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