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グエン・チャイ Nguyen Trai

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世界大百科事典 第2版の解説

グエン・チャイ【Nguyen Trai】

1380‐1442
15世紀初頭のベトナムの学者,思想家チャン(陳)朝を簒奪してホ(胡)朝が成立したベトナムに,チャン朝復興を理由とする明の永楽帝の軍が侵攻した時(1406),《蕊渓集》の作者として著名なその父,中書侍郎グエン・フィ・カイン(阮飛卿)は明軍に殺されたが,グエン・チャイは野にかくれて1418年のラムソン(藍山)におけるレ・ロイ(黎利)の蜂起に加わり,レ・ロイを助けて明の支配に対抗した。抗争10年の後明軍が撤退しレ(黎)朝が成立すると,太祖レ・ロイ側近の中心人物として入内行遣,吏部尚書となり,レ朝の政治中枢を掌握した。

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All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内のグエン・チャイの言及

【ベトナム】より

… 15世紀に成立したレ朝では,科挙制の整備と儒教の国教化によって文学の評価が高まり,漢詩文が知識人層の必須の教養とされる一方,民族語詩にも新たな発展がみられた。初期の最大の詩人はグエン・チャイ(阮薦)で,彼は《ウク・チャイ(抑斎)集》6巻にすぐれた詩文と学術的著作を残しただけでなく,18世紀に勃興する双七体長編詩の最古の作品《家訓歌》の作者ともされている。 レ朝はレ・タイントン(黎聖宗)の時代に文学尊重の気運が最も高まり,タイントン自身に《明良錦綉詩集》などの御製詩集や《瓊苑九歌》《古心百詠》その他の勅選集があるだけでなく,その《洪徳国音詩集》にはチャン朝の国語詩と詩体を異にする七言・六言混交体の国音詩を集め,より特徴のある民族語詩が盛んに試みられたことを示している。…

【レ・ロイ】より

…1407年明はホー(胡)朝を倒してベトナムを占領したが,その直接支配に抗して18年ラムソンに挙兵し,ビンディン(平定)王と称した。さらにタインホア,ゲアンで反明ゲリラ戦を展開し,名参謀グエン・チャイ(阮薦)の協力を得てしだいに勢力を増した。26年北方に進撃し,翌年ソンコイ川デルタの明軍を撃破,チャン(陳)朝の子孫チャン・カオ(陳嵩)の即位を条件に明軍を撤退させた。…

※「グエン・チャイ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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