グスタフ・ハインリッチ・ラルフ・フォン ケーニヒスワルト(英語表記)Gustav Heinrich Ralph von Koenigswald

20世紀西洋人名事典 の解説

グスタフ・ハインリッチ・ラルフ・フォン ケーニヒスワルト
Gustav Heinrich Ralph von Koenigswald


1902.11.13 - 1982.7.10
ドイツの古生物学者,人類学者,考古学者。
元・ユトレヒト大学教授。
1931年ロンドンの地質調査所に入り、ジャワ島各地の古生物学的調査に従事し、ピテカントロプスの骨格片、メガントロプス下顎骨などを発見。また、香港などの漢方薬店で売られていた歯の化石から巨大な絶滅類人猿の大臼歯を発見し、ギガントピテクス・ブラッキと命名して発表した。第二次世界大戦中、日本に抑留されたが、’48年ユトレヒト大学教授となり、晩年フランクフルトのゼンケンベルク博物館で研究を続けた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android