グスタフ・ハインリッヒ・J.A. タンマン(英語表記)Gustav Heinrich Johann Apollon Tammann

20世紀西洋人名事典 の解説

グスタフ・ハインリッヒ・J.A. タンマン
Gustav Heinrich Johann Apollon Tammann


1861.5.16 - 1938.12.17
ドイツ物理学者
元・ゲッティンゲン大学教授。
ロシア出身。
ドルパート大学で化学を学び、C.シュミットの助手として植物生理化学を研究するが、1883年ドイツに留学し物理学の分野に転向。1895年から不均一平衡の研究を始め、1903年熱分析法、’21年金属腐食法を発案。また1903年ゲッティンゲン大学に無機化学研究室を設立、’06年金属間化合物を作り得る元素組み合わせを調べ、金属の冷間加工による変形再結晶を明らかにし、金相学の発展に貢献。ソ連アカデミー名誉会員でもある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android