旺文社世界史事典 三訂版 の解説
グラックス(ティベリウス)
Tiberius Sempronius Gracchus
共和政ローマ末期の政治家
前133年護民官になり,ラティフンディアによる中小自作農の没落と国防力弱化を憂い,リキニウス法を復活して大土地所有の制限,土地再分配を主体とする農地改革案を平民会で決定した。しかし,元老院・閥族派に反対されて,暗殺された。
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