グラント(Cary Grant)(読み)ぐらんと(英語表記)Cary Grant

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

グラント(Cary Grant)
ぐらんと
Cary Grant
(1904―1986)

アメリカの映画俳優。イギリスのブリストル生まれ。祖父が俳優であったため演劇に興味をもち、渡米してニューヨークの舞台を経て1932年に映画界に入る。初期は平凡な二枚目であったが、しだいにイギリス風の洒脱(しゃだつ)な風格をもつ二枚目大スターとなった。代表作に『コンドル』(1939)、『フィラデルフィア物語』(1940)、『毒薬と老嬢』(1943)、『めぐり逢(あ)い』(1957)、『シャレード』(1963)をはじめ、ヒッチコック監督との『断崖(だんがい)』(1941)、『汚名』(1946)、『泥棒成金』(1955)、『北北西進路を取れ』(1959)の4作がある。

[畑 暉男]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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