グランドティートン‐こくりつこうえん〔‐コクリツコウヱン〕【グランドティートン国立公園】
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
グランド・ティートン国立公園 (グランドティートンこくりつこうえん)
Grand Teton National Park
アメリカ合衆国ワイオミング州北西部の国立公園。1929年制定。ロッキー山脈中,イェローストーン国立公園の南にあり,面積1256km2。3500mをこす高峰の連なるティートン山脈と東側のジャクソン・ホールは,ティートン断層に沿った断層地塊山地形成の典型で,両者の隔りは今日でも2000m余りに及ぶ。氷河地形や氷河もみられ,バッファロー,アンテロープ,エルクなどの野生動物も多い。最高峰はグランド・ティートン山(4196m)で,フランス語で〈大きな乳房〉を意味する。
執筆者:矢ヶ崎 典隆
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
グランドティートン国立公園
グランドティートンこくりつこうえん
Grand Teton National Park
アメリカ合衆国,ワイオミング州北西部,ジャクソンホール渓谷一帯を占める国立公園。 1929年設定。面積 1260km2。イエローストーン国立公園の南方約 40km,アイダホ州境付近にある。断層によって形成されたティートン山脈には,氷河地形がみられ,スネーク川の河床からの比高 2000m以上の高峰群がそびえる。最高峰はグランドティートン山 (4196m) 。エンゲルマンエゾマツなどにおおわれた森林地帯には,渓流,滝,大小さまざまな氷河湖が散在する。なかでもジェニー湖の美しさは有名。スネーク川のダムによってせきとめられたジャクソン湖は,この地域最大の湖。公園内には野牛,オオジカ,カモシカなどが生息する。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
グランドティートンこくりつこうえん【グランドティートン国立公園】
アメリカのワイオミング州にある国立公園。イェローストーン国立公園のすぐ南に位置し、ティートン山脈がそびえ立って湖が点在する場所にある。主峰のグランドティートン山は標高4197mで、その左右に4000m級の山が連なっている。1920年に国立公園に指定され、当初はイェローストーン国立公園におさめるという計画もあった。最も美しい国立公園ともいわれるこの公園は、映画『シェーン』のラストシーンのロケ地になった。園内にはジャクソンホール空港がある。
出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報