グレコ・イラン様式(読み)ぐれこいらんようしき

世界大百科事典(旧版)内のグレコ・イラン様式の言及

【バクトリア王国】より

…残余のギリシア人はヒンドゥークシュの南へ逃れ,しだいに土着化した。【小谷 仲男】
[美術]
 バクトリア王国時代には,アイ・ハヌムからコリント式柱頭が発掘されていることが示すように,ヘレニズム美術が栄え,前2世紀末からギリシアとイランの美術が混交した〈グレコ・イラン様式美術〉が生まれた。王国滅亡後,1~3世紀には南のガンダーラから仏教美術が伝播し,テルメズTermez(ウズベキスタン領)の近辺などに多数の寺院が建立され,絵画,塑像,石彫(〈オクサス派〉)が制作された。…

※「グレコ・イラン様式」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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