ケイ化木(珪化木)(読み)けいかぼく(英語表記)petrified wood

世界大百科事典 第2版の解説

けいかぼく【ケイ化木(珪化木) petrified wood】

樹幹の化石で,細胞中の内容物と水溶性のケイ酸とが置きかえられ,化石化の途中で,ケイ酸が不溶性・非結晶質の二酸化ケイ素SiO2(メノウやオパールと同じ成分)となったもの。年輪がよく保存されていることが多く,またケイ酸とともに水酸化鉄(赤褐色)などが縞状に注入されているため,いろいろな方向に切断し,表面を磨き,年輪や水酸化鉄による模様を装飾に利用することが多い。また細胞膜はよく保存されるので,そのプレパラート(横断放射・接線断面)を顕微鏡でしらべることにより,おおよその樹種を識別することができる。

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世界大百科事典内のケイ化木(珪化木)の言及

【仮像】より

…仮像の存在から,その場所の地質環境がどのように変化したかを知ることができる場合もある。化石の場合,木の組織あるいは動物の硬質部分などが方解石,石英,オパールなどの鉱物で置き換えられたものをいい,ケイ化木はその代表例である。【湊 秀雄】。…

※「ケイ化木(珪化木)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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