ケイ素鉄(読み)ケイそてつ(英語表記)ferrosilicon

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ケイ素鉄」の意味・わかりやすい解説

ケイ素鉄
ケイそてつ
ferrosilicon

フェロシリコンともいう。鉄とケイ素合金。ケイ素含有量 14~90%。一般にケイ素の多いものほど低炭素で,40~50%前後のものが多く利用される。鋼,銅,青銅の鋳造品をつくるときの脱酸素剤として用いられるほか,鉄鋼製造の還元剤や合金成分添加剤としても利用される。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android