ケイ線石(珪線石)(読み)けいせんせき(英語表記)sillimanite

  • ケイ線石(珪線石) sillimanite

世界大百科事典 第2版の解説

化学組成はAl2SiO5。斜方晶系に属し,c軸に伸長した繊維状あるいは柱状結晶をなす鉱物。白色~帯黄ないし帯緑白色を呈し,ガラス光沢,絹糸光沢をもつ。比重3.25,モース硬度7.5。{010}にへき開が完全。紅柱石ラン晶石と多形の関係にある。紅柱石よりも高温高圧側に,ラン晶石よりも高圧側に安定領域をもち,泥質岩起源の高度変成岩の造岩鉱物として普通に産出する。日本では領家変成帯の片麻岩によく見いだされる。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

今日のキーワード

塞翁が馬

《「淮南子(えなんじ)」人間訓から》人生の禍福は転々として予測できないことのたとえ。「人間万事塞翁が馬」[補説]昔、中国の北辺の塞(とりで)のそばに住んでいた老人の馬が胡(こ)の地に逃げたが、数か月後...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android