ケネス アロー(英語表記)Kenneth Joseph Arrow

現代外国人名録2016 「ケネス アロー」の解説

ケネス アロー
Kenneth Joseph Arrow

職業・肩書
理論経済学者 スタンフォード大学名誉教授

国籍
米国

生年月日
1921年8月23日

出生地
ニューヨーク市

専門
厚生経済学

学歴
コロンビア大学卒,コロンビア大学大学院修了

学位
Ph.D.(コロンビア大学)〔1951年〕

受賞
ノーベル経済学賞〔1972年〕,クラーク賞〔1957年〕

経歴
1947年シカゴ大学コールズ研究所研究員、’49〜68年スタンフォード大学助教授、準教授、教授を経て、’68〜79年ハーバード大学教授。’79年より再びスタンフォード大学教授、’91年名誉教授。この間、’56年計量経済学会会長、’62年大統領経済諮問委員、’73年アメリカ経済学会会長を務めた。20世紀を代表する理論経済学者の一人で、理論経済学や厚生経済学において多くの独創的な研究をし、特にその主著「社会的選択と個人的価値」(’51年)で、民主主義的決定の中に矛盾が起こりうることを示した「投票逆理」という問題を初めて明らかにしたことで有名。’72年J.R.ヒックスと共にノーベル経済学賞を受賞。他の著書に「組織の限界」(’74年)、共著に「一般均衡分析」(’71年)など。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

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