コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ケルスキ人 ケルスキじんCherusci

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ケルスキ人
ケルスキじん
Cherusci

古代ゲルマンの一部族。ウェーゼル川中流沿岸からエルベ川に及ぶ地域に居住し,北ドイツのゲルマンのなかでは優勢な部族であった。紀元9年,族長アルミニウスのとき,クインチリウス・ウァルス指揮下のローマ軍団をトイトブルクの森の戦いで撃滅し,ローマのゲルマニア侵攻を挫折させたことは画期的事件として知られている。ローマはこの戦いの打撃により,外征から内治へ政策を転換し,皇帝アウグスツスによる「ローマの平和」が招来されることになった。ケルスキ人はその後,同じゲルマンのカッチ族との抗争に明け暮れ,次第に衰退していった。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

ケルスキ人の関連キーワードアルミニウス(ケルスキ人の首領)スエビ

今日のキーワード

異常天候早期警戒情報

5日から 8日先を最初の日とする 7日間の平均気温がかなり高い,またはかなり低い確率が 30%以上と見込まれる場合に注意を呼びかけるため気象庁から発表される情報。低温や猛暑が長く続くと,人の活動や農作...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android