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ケンタレン岩 ケンタレンがん kentallenite

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岩石学辞典の解説

ケンタレン岩

ティールが橄欖(かんらん)モンゾニ岩と記載した岩石を,後にヒルたちがケンタレン岩と命名した[Teall : 1897, Hill & Kynaston : 1900].この岩石は中粒~粗粒の顕晶質岩で,橄欖石,オージャイト,斜長石(An50より石灰質),黒雲母と正長石からなる岩石である.マフィック鉱物はクラスターとなる傾向がある.斜長石がマトリクスとなり,その粒間を正長石が埋めている.粗面玄武岩(または閃長斑糲(はんれい)岩)に相当する岩石[Lacroix : 1917, Holmes & Harwood : 1937].岩石名はスコットランド,アージルシャイヤー(Argyllshire),バラクリシュ(Ballachulish)近くのケンタレン(Kentallen)採石場に因む.

出典|朝倉書店
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ケンタレン岩
けんたれんがん
kentallenite

橄欖(かんらん)石を含む優黒質のモンゾニ岩monzonite(黒雲母(くろうんも)、角閃(かくせん)石、輝石などからなる完晶質粗粒の深成岩)。ほぼ等量の輝石、橄欖石、斜長石、正長石からなり、黒雲母、磁鉄鉱、燐灰(りんかい)石を伴う、アルカリに富む深成岩である。日本では岩手県二戸(にのへ)郡一戸(いちのへ)町鳥越に小さな岩体が知られていて、かつては「黒御影(みかげ)」として石材に使われていた。スコットランドのケンタレンKentallen採石場にちなんで命名された。[千葉とき子]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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