ケント ナガノ(英語表記)Kent Nagano

現代外国人名録2016 「ケント ナガノ」の解説

ケント ナガノ
Kent Nagano

職業・肩書
指揮者 モントリオール交響楽団音楽監督

国籍
米国

生年月日
1951年11月22日

出生地
カリフォルニア州バークレー

本名
ナガノ,ケントジョージ〈Nagano,Kent George〉

学歴
サンフランシスコ州立大学

勲章褒章
フランス芸術文化勲章オフィシエ章〔1992年〕, 旭日小綬章(日本)〔2008年〕

受賞
グラミー賞(オペラ録音部門最優秀賞,第37回)〔1995年〕

経歴
祖父が熊本県出身の日系3世。大学で法律を学んだ後、親の反対を押し切って音楽の道に進む。1984年小沢征爾の代役ボストン交響楽団リハーサルなしに「マーラー交響曲第9番」を指揮して一躍注目される。その後、バークリー管弦楽団、ボストン交響楽団を経て、’88年にリヨン歌劇場管弦楽団音楽監督に就任。以来現代作品に次々と挑戦し、プーランクの「カルメル派修道女の対話」などで批評家の絶賛を浴びる。’90年ロンドン交響楽団準首席指揮者、’91年〜2000年英国のハレ管弦楽団音楽監督兼任。1995年グラミー賞でオペラ録音部門の最優秀賞を受賞。’97年初来日。’99年リヨン歌劇場管弦楽団音楽監督退任。2000年4月東京オペラシティ文化財団特別音楽顧問。同年9月〜2007年ベルリン・ドイツ交響楽団の首席指揮者・芸術監督。2001〜2006年ロサンゼルス歌劇場首席指揮者兼任。2003年同楽団とともに来日公演。2006年よりモントリオール交響楽団音楽監督、同年〜2013年バイエルン州立歌劇場音楽総監督を務める。2008年CD「ケント・ナガノ・コンダクツ・ベートーヴェン」(海外盤「ベートーヴェン フランス革命理想」)をリリース。2012年バイエルン州立歌劇場で、ヴィトマン新作オペラ「バビロン」を世界初演。数ケ国語に精通し、新作、現代曲、大規模な作品に強い。2011年秋バイエルン州立歌劇場を率いて来日。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

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