ケン・オルセン(読み)けんおるせん

ASCII.jpデジタル用語辞典 「ケン・オルセン」の解説

ケン・オルセン

米Digital Equipment社の創業者。1926年生まれ。第二次世界大戦時に海軍に所属し、エレクトロニクスを学ぶ機会に恵まれた。戦後、1年間ほどゼネラルエレクトリックGE)社に所属したが、1947年にマサチューセッツ工科大学MIT)に入学。1950年に卒業し、MITリンカーン研究所で電気工学を研究した。当時全盛期にあった汎用コンピューターは、利用するために莫大な経費と専門的知識が必要という問題を抱えていたが、同氏はもっと誰もが簡単に扱うことのできるコンピューターの開発に意欲を見せ、1957年に米DEC社を設立。1961年、ついに世界初のミニコン「PDP-1」を開発・販売すると、汎用コンピューターに取って代わるミニコン市場を築き上げた。その後1992年に退任するまで米Digital Equipment社の経営に携わった。

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