ケーニッヒ-クノール合成(読み)ケーニッヒクノールゴウセイ

化学辞典 第2版 の解説

ケーニッヒ-クノール合成
ケーニッヒクノールゴウセイ
König-Knorr synthesis

1901年W. KönigとE. Knorrによって報告されたグリコシド合成法.アセチル化糖にハロゲン化水素を作用させると得られるアセトハロゲン糖を,炭酸銀や酸化銀の存在下にアグリコン(アルコールフェノールなど)と反応させて配糖体を得る方法.ハロゲン化水素としてはHBrがもっともよく用いられる.

反応の際に,ハロゲンとアルコキシル基の立体配位は反転する.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android