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出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報
… なおアングロ・サクソン語のシブsib,古高ドイツ語のジッパsippa,ゴート語のシブヤsibjaなどの系統の語は,ケルト語系のクランclanの語とならんで,こんにち氏族を意味する術語として用いられているが(英語sib,ドイツ語ジッペSippe),その本来の意味は明確ではない。むしろ,原始インド・ヨーロッパ語の語根ganに由来するサンスクリットのガナスganas,ギリシア語のゲノスgenos,ラテン語のゲンスgensなどと同系統の,ゴート語のクニkuni,古代北ヨーロッパ語やアングロ・サクソン語のキンkyn(英語のキンkin),中高ドイツ語のキュンネkünneなどの中に,ゲルマン人自身が氏族を意味したことばがあって,後日〈国王〉を意味するクニングkuning(ドイツ語ケーニヒKönig)の語は,もと氏族長あるいは部族長を意味したものではないかという。
[アステカとインカ]
モーガンは,16世紀の初めにスペインの征服者と対決したメキシコのアステカ族の政治機構を,ヨーロッパ人の諸記録にもとづいて検討した結果,歴史家がこれを王国とか帝国とか称するのは,まったく想像上の擬制にすぎず,事実は,アステカの国家なるものは,イロコイ諸族と同様の,氏族―胞族―部族という組織の上に形成された3部族の連合体であったことを,とくに《古代社会》の1章をさいて詳論している。…
…このころはちょうどナポレオンが台頭してきたときであり,新聞発行部数も激増していたので,高速印刷機の出現が要望されていた。1814年,タイムズ社の要請によってドイツ人ケーニヒFriedrich König(1774‐1833)とバウアーAndreas Friedrich Bauer(1783‐1860)は押胴式印刷機を作って,平らな版盤を往復させ加圧して印刷する近代的方法を発明した。従来,夜半の12時に原稿がそろうと,朝の6時までに12台の印刷機に1台あたり2人の工員がついて,交代で印刷しても1万部印刷するのがやっとであったが,ケーニヒとバウアーの機械では,1台に2人がついて約1万枚を刷ることができた。…
…このころはちょうどナポレオンが台頭してきたときであり,新聞発行部数も激増していたので,高速印刷機の出現が要望されていた。1814年,タイムズ社の要請によってドイツ人ケーニヒFriedrich König(1774‐1833)とバウアーAndreas Friedrich Bauer(1783‐1860)は押胴式印刷機を作って,平らな版盤を往復させ加圧して印刷する近代的方法を発明した。従来,夜半の12時に原稿がそろうと,朝の6時までに12台の印刷機に1台あたり2人の工員がついて,交代で印刷しても1万部印刷するのがやっとであったが,ケーニヒとバウアーの機械では,1台に2人がついて約1万枚を刷ることができた。…
※「ケーニヒ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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