ゲンナジー ロジェストヴェンスキー(英語表記)Gennadii Rozhdestvenskii

現代外国人名録2016 の解説

ゲンナジー ロジェストヴェンスキー
Gennadii Rozhdestvenskii

職業・肩書
指揮読売日本交響楽団名誉指揮者 元ボリショイ劇場芸術総監督

国籍
ロシア

生年月日
1931年5月4日

出生地
ソ連ロシア共和国モスクワ(ロシア)

本名
Rozhdestvenskii,Gennadii Nikolaevich

学歴
モスクワ音楽院卒

勲章褒章
赤旗勲章〔1981年〕, 勲一等瑞宝章(日本)〔2001年〕, 勲三等旭日中綬章(日本)〔2001年〕

受賞
レーニン賞〔1970年〕,ソ連人民芸術家〔1976年〕,社会労働英雄〔1991年〕

経歴
両親とも高名な音楽家で、10歳でモスクワ音楽院に進み、父アノーソフに指揮を、レフ・オボーリンにピアノを学ぶ。在学中の1951年20歳の時ボリショイ劇場で「くるみ割り人形」を指揮してデビュー、レニングラードフィルハーモニーも指揮し、’51〜61年ボリショイ劇場指揮者、’61〜73年モスクワ放送交響楽団の音楽監督兼首席指揮者。また’64〜70年はボリショイ劇場の首席指揮を兼任、この両楽団を率いて国外にも公演した。’74〜82年ストックホルム・フィルハーモニー首席指揮者、’78〜82年BBC交響楽団首席指揮者、’81年ウィーン交響楽団首席指揮者に就任。’82年ソ連文化省が彼のために新しいオーケストラを結成、以後これを本拠にして活動。才気煥発な指揮ぶりで、ムラビンスキー亡きあとロシアの代表的指揮者となる。2000年9月ボリショイ劇場芸術総監督に就任するが、劇場やマスコミとの対立が深刻化し、2001年6月辞任。1957年ボリショイ・バレエの指揮者として初来日して以来、モスクワ放送交響楽団、BBC交響楽団などを率いて度々来日。’79年以来、読売日本交響楽団にしばしば客演、’90年名誉指揮者に就任。’92年国立モスクワ・シンフォニックカペレ(旧ソビエト・フィルハーモニー交響楽団)を率いて来日公演。’69年ピアニストのヴィクトリア・ポストニコワと結婚。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

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