コウギョクチョウ(読み)こうぎょくちょう(英語表記)red-billed firefinch

日本大百科全書(ニッポニカ) 「コウギョクチョウ」の意味・わかりやすい解説

コウギョクチョウ
こうぎょくちょう / 紅玉鳥
red-billed firefinch
[学] Lagonosticta senegala

鳥綱スズメ目カエデチョウ科の鳥。同科コウギョクチョウ属8種中の1種。この8種はいずれもアフリカに産し、紅色を基調とした美しい鳥である。ルビーとよぶ人も多い。宝石のルビーに似た感じを受けるからであろう。本種は全長約10センチメートル。桃紅色でベニスズメに似るが、細かい白紋は胸腹部の体側にのみ存在する。アフリカ西・中・東部のサバナにすむ普通種。人家近くの地上で、草本の種子穀物昆虫などの小動物を採餌(さいじ)するものが多い。活発な鳥で飼育しやすい。

[坂根 干]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android