コウジカビ(麴黴)(読み)コウジカビ(英語表記)Koji‐fungus

世界大百科事典 第2版の解説

コウジカビ【コウジカビ(麴黴) Koji‐fungus】

不完全菌類コウジカビ属菌類の総称菌糸体はよく発達し,隔壁のある菌糸が生えひろがり,ところどころから分生子形成器官を支える分生子柄が直立する。その上部は丸くふくらみ,周囲に1段または2段の小枝をつくり,先端の分生子形成細胞から次々と分生子を押し出すように形成し,分生子が数珠状に長くつながる。分生子は緑色黒色,黄色,褐色,白色などさまざまで,その色,形,表面構造などで種類が区別される。発育が速く,いろいろな酵素代謝産物をもつので発酵工業に広く利用されている。

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世界大百科事典内のコウジカビ(麴黴)の言及

【消化薬】より

…(3)微生物由来の消化酵素は,薬物としての消化酵素の最も多彩な種類の提供源となっている。とくにアスペルギルス属Aspergillusから抽出された消化酵素は種類が多く,アミラーゼ,プロテアーゼ,リパーゼの作用を併せもつものもある。しかもタンパク質消化の至適pHが酸性領域にあるものが多く,耐酸性の消化酵素として実用価値が高い。…

※「コウジカビ(麴黴)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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