コムニダー・インディヘナ(読み)こむにだーいんでぃへな

世界大百科事典(旧版)内のコムニダー・インディヘナの言及

【エヒード】より

…集落に隣接して存在し,家畜の囲い場ないし脱穀などの作業場として村人の共同利用に供される。(2)植民地時代のメキシコでは,土着の村落形態にスペインの村落形態をとり入れて再編成した村落共同体,コムニダー・インディヘナが形成された。エヒードはコムニダー・インディヘナに属する共有地の一部をなし,村人(コムニダー・インディヘナの成員)に共同で利用される牧草地あるいは山林であった。…

【ラテン・アメリカ】より

…この分与地の上に,黒人奴隷労働に依拠したエンジェーニョと呼ばれるサトウキビ大農場がとくにブラジル北東部海岸地帯に形成された。 19世紀初頭のラテン・アメリカ諸国の独立後,S.ボリーバルの啓蒙思想,資本主義のいっそうの浸透を背景に,各国は分与地制の廃止および土地の購入制,奴隷制の廃止,インディオの無償労役と貢租の廃止,教会領の廃止,農村共同体(独立後コムニダー,またはコムニダー・インディヘナと呼称)の共有地の廃止,未開発地の官有地への編入,売却による一連の私有地化を法制化した。その結果,核アメリカ地域では,コムニダーの共有地の私有地化が進行し,コムニダーの土地の繰込みをともなったアシエンダの拡大が顕著になった。…

※「コムニダー・インディヘナ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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