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コメの流通制度

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

コメの流通制度

コメ不足だった戦時中の1942年に制定された食糧管理法で、政府コメを全量管理していた。その後の貿易自由化などで95年に食管法を廃止。新・食糧法のもとで政府の役割は備蓄運営に限定された。04年の食糧法改正で、コメの流通規制は原則として撤廃された。ただ、豊作時などにコメを市場から隔離して預かる米穀安定供給確保支援機構(米穀機構)という組織もある。コメへの国の関与はなお色濃い。かつて、ほとんどのコメは農協経由で売られていたが、現在は農協が全国の農家から集荷するのは4割程度だ。それを全国団体の全農などに出荷し、全農は全国米穀取引・価格形成センター(コメ価格センター)に出品する。センターでは登録している約300の卸商が落札する。落札量はコメ全流通量のわずか数%だが、農協と民間の取引の目安の一つになる。

(2007-10-19 朝日新聞 朝刊 2総合)

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