コリント(Lovis Corinth)(読み)こりんと(英語表記)Lovis Corinth

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

コリント(Lovis Corinth)
こりんと
Lovis Corinth
(1858―1925)

ドイツの画家東プロイセンのタピアウで生まれる。ケーニヒスベルク(現ロシア領カリーニングラード)で教育を受け、その後ミュンヘンアンベルス絵画を修業する。1884~87年パリのアカデミー・ジュリアンでアドルフ・ブーグローに学んだ。80~90年ミュンヘン、以後は主としてベルリンで活躍。ドイツ印象主義を代表する画家の一人で、ベルリン分離派同盟の有力メンバーであったが、晩年には表現主義的な激しさが加わっている。代表作は『ミュンヘンのアトリエからの眺め』(カールスルーエ芸術ホール)。また、出生地には彼の美術館がある。オランダのザンクト・ボールトで没した。

[野村太郎]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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