コンゴ人民共和国(読み)こんごじんみんきょうわこく

日本大百科全書(ニッポニカ) 「コンゴ人民共和国」の意味・わかりやすい解説

コンゴ人民共和国
こんごじんみんきょうわこく

アフリカ中西部、赤道にまたがるコンゴ共和国独立後(1960年)から1991年までの名称。旧フランス領コンゴが独立、サハラ以南のアフリカで生まれた最初の人民共和国となったが、91年にコンゴ共和国と改称。北は中央アフリカカメルーン、西はガボン、東と南はコンゴ民主共和国(旧ザイール)に接し、南西部は大西洋に面している。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のコンゴ人民共和国の言及

【コンゴ共和国】より

…この間1969年にヌグアビは,マルクス=レーニン主義に基礎をおき民主集中制をその組織原則とするコンゴ労働党(PCT)を創設して三たび一党体制を確立し,軍部左派主導政権の強化をはかった。ついで国名が70年1月からコンゴ人民共和国と改められた。 また1979年制定の憲法の規定により,大統領(任期5年)には唯一の合法政党であるPCTの議長が自動的に任命され,また党中央委員会が憲法改正の発議権や革命裁判所判事の任免権をもち,一院制の人民全国議会の議員は,PCTの作成した候補者名簿に基づいて普通選挙により選出されるなど,党の権力は著しく強大となった。…

※「コンゴ人民共和国」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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