コンピュータ史(年表)(読み)こんぴゅーたしねんぴょう

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

コンピュータ史(年表)
こんぴゅーたしねんぴょう

1834バベジが解析機関の構想を樹立(イギリス)
1889ホレリスのパンチカード式統計処理機械(パンチカードシステム)(アメリカ)
1936チューリングがチューリング機械の理論(イギリス)
1940J・アタナソフが世界初のコンピュータを開発(アメリカ)
1944暗号解読用のColossusが完成(イギリス)。リレー式電算機Hard Mar1が完成(イギリス)
1945フォン・ノイマン、プログラム内蔵式コンピュータを提案(アメリカ)
1946ENIAC(第1世代=真空管)をエッカートとモークリーが完成、史上初の大型汎用電子計算機=コンピュータ(アメリカ)
1948ウィーナーがサイバネティックスを提唱(アメリカ)。ペンシルヴェニア大学でENIAC稼働開始(アメリカ)
1948シャノンが情報理論(情報科学)を樹立(アメリカ)
1949ウィルクスが最初のノイマン方式のEDSACを完成(イギリス)
1950天文学者ダーク・ブラウワーがコンピュータを使い惑星軌道を予測(アメリカ)
1950ショックレーらが接合型トランジスタを発明(アメリカ)。エッカート・モークリー・コンピュータ社が磁気テープに情報を蓄積できる最初の汎用(汎用=多目的・多処理形態)コンピュータ、市販用電算機UNIVAC-を開発(アメリカ)
1953MITが磁心記憶装置を開発(アメリカ)
1954IBM社、パンチカードシステムの延長上としてIBM605を発売し成功(アメリカ)
1955IBM社、革新的なSTRETCHコンピュータの開発に着手(アメリカ)
1956IBM社、プログラム言語FORTRANを発表(アメリカ)(コンパイラ)。ジョン・マッカーシー、人工頭脳プログラム言語 LISPを開発(アメリカ)
1957スペリーランド社、コンピュータUNIVAC Solid-State80(第2世代=トランジスタ)を発表(アメリカ)
1959集積回路(IC)を発明(アメリカ)
1959スペリーランド社に対抗し、IBM社も第2世代のIBM1401等を販売し、シェア取り返す(アメリカ)。DEC社のミニコンピュータ(ミニコン=時分割処理)、PDP-11を発表(アメリカ)
1960テキサス・インスツルメンツ社、IC(集積回路)を商品化(アメリカ)。国際プログラミング言語委員会、ALGOL60を発表。マッカーシー、プログラム言語LISP発表。CODASYL委員会、プログラミング言語COBOLを発表(アメリカ)
1961ストレーナー、タイムシェアリング(TS)提唱(イギリス)
1962ゼネラル・モーターズ社、初めて工業用ロボットを導入(アメリカ)
1963CDC社、最初のスーパーコンピュータ(スーパーコン=科学技術計算)、CDC6600発表(アメリカ)
1964IBM社のシステム360、OS/360とPL/1(第3世代=IC)発表(アメリカ)
1965DEC社、ミニコンピュータPDP-8を完成(アメリカ)。情報検索システム評価に関する国際会議(ハーグ)
1968半導体メーカーのIntel社設立(アメリカ)
1969Intel社、LSI記憶装置を発表(アメリカ)。Bell研究所、ミニコン用TSシステムUNIXを発表(アメリカ)
1970IBM社、システム370(第3.5世代=LSI)を発表。同社がフロッピーディスクを発表(アメリカ)。DEC社、16ビットミニコンPOP-11、1万ドル機完成(アメリカ)
1971ワースがプログラミング言語PASCAL発表(スイス)。ダイクストラがストラクチャードプログラミング提唱(オランダ)
1972コンピュータによって制御される断層撮影装置(CT)が完成、人体の断層X写真が実現(アメリカ)
1973スーパーマーケットでコンピュータと連動したコード記載のラベルを導入(アメリカ)。IBM社、仮想記憶システムを発表。XEROX社、ALTOシステムを開発(アメリカ)(コンピュータ)
1974計算機とデジタル時計用のLCD(液晶ディスプレー)が発売(イギリス)。アップル社、MC6800でアップル1を開発(アメリカ)。コワルスキー、プログラミング言語PROLOG発表(イギリス)
1975IBM社、レーザープリンターを発表(アメリカ)
1976Cray社、スーパーコンピュータを発表(アメリカ)。タンデム社、ノンストップ(フォールト・トレランス・コンピュータ)を発表(アメリカ)
1977アップル社、MPU「6502」使用の最初のパーソナルコンピュータ(パソコン=汎用目的の小型コンピュータ)、アップル2を発表(アメリカ)。IBM社、データ暗号化基準DESを発表(アメリカ)
1978コンパクトディスク(CD)を初めて実演(西ドイツ)
1979デッカ社、デジタル録音レコードを発売(イギリス)。IBM社、IBM4300シリーズ(第4世代=超LSI)を発表(アメリカ)
1980IBM社、大型モデルの後継機である308Xシリーズ(第4世代=超LSI)発表(アメリカ)。アポロ社、最初のワークス・コンピュータ(ワークス・ステーション=ミニコンとオフコンの中間)、アポロ100(アメリカ)発売。米国防総省がプログラミング言語Adaを発表(アメリカ)
1981マイクロソフト社、16ビットパソコン用OSであるMS-DOSを開発(アメリカ)。ヨーロッパを中心にマイクロエレクトロニクス(ME)革命と雇用の問題が社会問題化
1983IBM社、初のハードディスク記憶装置搭載パーソナルコンピュータ、PC-XT発売(アメリカ)。米国防省、日本の第5世代コンピュータ・プロジェクトに対抗し、戦略的コンピュータ開発計画(SCI)を発表(アメリカ)。次世代スーパー・コンピュータ開発のアルベイ計画を開始(イギリス)
1984IBM社、従来のチップの4倍の容量の1メガビットRAMを開発。データ保存の光ディスクを開発(アメリカ)。モトローラ社、32ビットマイクロプロセッサMC68020発表。アップル社、16ビットパソコンMacintoshを発表(アメリカ)
1985IBM社、3090シリーズを発表(アメリカ)
1985ころダウンサイジングとシステムのオープン化が主流に(汎用コンピュータからパソコン、ワークステーションへ)
1987IBM社、IBM-PC/ATに続くパソコンPS/2を発表(アメリカ)
1989サン・マイクロシステムズ、RISCのUNIXワークスステーションSPARC Station1を発表(アメリカ)
1990OSF社、UNIXのOSF/1を発表してU1に対抗(アメリカ)
1991IBM社赤字決算、人員削減とパソコン、磁気ディスク装置、プリンター事業の分社化(アメリカ)
1992IBM社、システム360のアーキテクチャーを390シリーズを最後とすると決定(アメリカ)
1994マイクロソフト社、Windows NTを発売(アメリカ)。アップル社、パワーマッキントッシュ発売(アメリカ)。UNIXの仕様統一でOSFとU1を新OSFに統合(アメリカ)
1995マイクロソフト社がWindows 95を発売(アメリカ)
1996Java言語が話題となる(アメリカ)
1997ディープ・ブルー(IBM製)がチェスで初めて世界チャンピオン(カスバラフ)に勝つ(アメリカ)。米司法省、マイクロソフト社を反トラスト法違反で連邦地裁に提訴
1998マイクロソフト社がWindows 98を発売(アメリカ)。アップル社が半透明のデザインを採用したiMac(アイマック)を発売(アメリカ)。Google(グーグル)設立(アメリカ)。
1999アップル社が、iMacと同じデザインコンセプトのノートパソコンiBook(アイブック)、および無線LANシステムのAirMac(エアマック)を発表(アメリカ)。マイクロソフト社がインターネット上で音楽を高音質で再生できるソフトWindows Media Player(ウィンドウズメディアプレイヤー)を発表(アメリカ)
2000マイクロソフト社がWindows 2000、Windows Me(ミー)を発売(アメリカ)
2001マイクロソフト社が欧米を中心に世界約50か国でWindows XPを発売。アップル社がマッキントッシュの新オペレーティングシステムMac OS X(マックオーエステン)、および大容量のハードディスク(HD)を搭載した携帯デジタル音楽プレーヤーiPod(アイポッド)を発売(アメリカ)
2003アップル社がiTunes(アイチューンズ)・ミュージック・ストアのサービス(音楽配信サービス)開始(アメリカ)。スカイプ・テクノロジー社がインターネットプロトコルを使った電話システムスカイプSkypeを開発(ルクセンブルク)
2004IBMのスーパーコンピュータ「BlueGene/L(ブルージーンエル)」が演算処理速度で世界最高(1秒間に36兆0100億回)を記録(アメリカ)。アメリカ下院でスパイウェアを規制する法案を可決
2005インターネット動画共有サービスを行うユーチューブYouTube創業(アメリカ)
2007マイクロソフト社がWindows Vistaを一般向けに発売(アメリカ。企業向けは2006年に発売)。アップル社がiPodと携帯電話の複合機「iPhone(アイフォーン)」および「iPod classic(アイポッドクラシック)」を発表(アメリカ

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