コール・レート(読み)コールレート

百科事典マイペディア 「コール・レート」の意味・わかりやすい解説

コール・レート

コール金利。コールの特色短期低利大口ということで,コール・レート公定歩合よりも低いのが原則である。コールは金融機関の遊休資金の一時的運用であるから,コール・ローン増減はそのときの金融繁閑を如実に示しており,コール・レートは鋭敏にそれを反映する。また,日本銀行は,無担保コール取引の翌日物のコール・レートを金融調節の対象として働きかけ,市場の金利全体に影響を与えている。
→関連項目市中金利

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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