ゴルカール(英語表記)Sekber Golkar

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ゴルカール」の意味・わかりやすい解説

ゴルカール
Sekber Golkar

インドネシア政党で,職能グループ合同評議会。社会機能グループ合同書記局のインドネシア語の頭文字を綴ってゴルカールと通称される。その名前の示すように公務員,労働組合,青年組織など各種職能グループ,団体が構成する翼賛組織である。 1965年の九・三〇事件後,スカルノ時代の 60年9月に成立した国民戦線母体にインドネシア軍部が統制力を維持し,政党の対立を阻止するために創設した。 69年 10月,政治勢力としての存在を明確にし,71年7月の総選挙に初登場,強引な選挙戦を進め圧勝。 77年5月2日の総選挙でも 62.1%の得票率で圧勝して,スハルト体制の基礎となった。 98年スハルトの退陣をうけて,職能グループ別に離党の動きが強まっている。同年7月の党大会では初の総裁選挙が実施され,ハビビ大統領派のアクバル・タンジュンが総裁に就任

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android