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ゴンバデ・カーブース Gonbad‐e Kāvūs

世界大百科事典 第2版の解説

ゴンバデ・カーブース【Gonbad‐e Kāvūs】

イランのゴルガーン東方に残る高塔形墓廟(グンバド)。初期イスラム建築の傑作の一つ。1006∥07年に,カスピ海南岸地方を支配したジヤール朝の君主カーブースの命で建造された。墓廟という機能のほかに支配者の権威を象徴する役割をも果たしたと考えられる。高さ51mを超す雄大な円筒状の塔は煉瓦造りで,頂部の屋根は円錐形。塔内は空洞で墓室はない。壁面には突出するつば状の突縁があるほか,クーフィー体による銘文帯があるのみで,きわめて素朴である。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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