世界大百科事典(旧版)内のゴーザの言及
【喫茶店】より
…なお,エジプトのマクハーでは,トルコ・コーヒーや茶と並んで水タバコが欠かせぬものである。水タバコは首都カイロではシーシャ,地方都市ではブーリー,農村ではゴーザと,呼名と形が異なっていて,小説の中では水タバコの名で農村か都会かが判別できる。【奴田原 睦明】
[日本]
ヨーロッパの清涼飲料を飲ませる店であるソーダファウンテン,パリのコーヒーを飲ませる店のカフェをまねたのが,日本での喫茶店のはじまりであった。…
【ハシーシュ】より
…ハシーシュ禁止令は,農村部女子の割礼廃止とが同時に行われないかぎり効を奏さぬといわれ,その処置はエジプトの今後の課題となっている。ハシーシュは紙巻タバコの中に混入させて喫煙したりもするが,ムアッサルという蜜を混ぜたタバコの上に載せ,ゴーザという水ぎせるで吸うのが一般に好まれている。19世紀にカイロを訪れたE.レーンが書いているようにはマクハー(コーヒー店)でハシーシュは今はもう売られてはいないが,グルザという特殊な茶屋があり,そこでは今でもハシーシュが喫煙されている。…
※「ゴーザ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」