ゴーティエ・ガルギーユ(読み)ごーてぃえがるぎーゆ

世界大百科事典(旧版)内のゴーティエ・ガルギーユの言及

【フランス演劇】より

…後者はラリベーPierre de Larivey(1540ころ‐1619)の《幽霊》を生み,前者は16世紀末から17世紀初頭にかけての笑劇の活力を支えた。当時のパリの唯一の常設劇場で受難劇組合の所有だったブルゴーニュ館劇場(日本では〈ブルゴーニュ座〉と通称)の笑劇トリオ(ゴーティエ・ガルギーユGaultier‐Garguille(1572?‐1633),グロ・ギヨームGros‐Guillaume(?‐1634),チュルリュパンTurlupin(1587?‐1637))の成功や,ポン・ヌフ広場のタバラン兄弟の滑稽(こつけい)寸劇に代表される大道芸にそれはうかがえる。
【17世紀――古典主義の成立と展開】
 しかし17世紀初頭にアルディAlexandre Hardy(1570ころ‐1632ころ)がブルゴーニュ座座付作者として成功したことは,筋の展開も豊かで劇的葛藤に富む〈悲喜劇(トラジ・コメディ)〉や〈田園劇(パストラル)〉といった新しい〈戯曲の上演〉が時代の好みとなったことを示している。…

※「ゴーティエ・ガルギーユ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android