精選版 日本国語大辞典 「ゴールドマン」の意味・読み・例文・類語
ゴールドマン
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
リトアニア生れの女性アナーキスト。1886年アメリカに渡り,ヘイマーケット事件で開眼し,ヨハン・モストの影響を受けた。弁舌にすぐれ,アメリカ・アナーキズム運動を盛り立てた。ロシア生れの同志バークマンAlexander Berkman(1870-1936)とともに《母なる大地Mother Earth》誌(1906-17)を編集・刊行,その他著作,講演活動により自由恋愛,産児制限,労働問題などの社会問題のほか,文芸,特に演劇についても論じ,広い反響を呼んだ。1917年反戦活動のために2年の刑に処せられ,19年にはバークマンとともに国外追放され,ロシアに送還された。しかしロシア革命の現実に幻滅し,21年ソ連を去り,以後イギリス,フランス,カナダなどに居住し,スペイン内戦に際しては共和派支援に活躍した。なお,ゴールドマンは大逆事件に対する国際的な抗議キャンペーンの先頭に立ち,また伊藤野枝ら日本のアナーキストにも敬愛された。
執筆者:野村 達朗
ルーマニア生れのフランスの哲学者。はじめウィーン大学でマックス・アドラーに師事したのち,ブカレストに帰り法律学を学んだ。1934年にパリに行き,哲学に転じた。はじめの主著《カント哲学における人間共同体と世界》(1945)はチューリヒ大学に提出した学位論文。この本の仏訳(1948)とパスカルおよびラシーヌを論じた《隠れたる神》(1956)によってフランス思想界に地歩を固めた。ルカーチの影響のもとに,哲学や文学の創造活動とその社会的基礎との弁証法的関係を追究して,マルクス主義的な思想史研究に新境地をひらき,みずから〈生成的構造主義〉を標榜した。そのマルクス主義的な思想史研究は,アンリ・ルフェーブルの〈思想の社会史〉とともに貴重な試みであった。また彼が〈生成的構造主義〉を自称したのは,のちのいわゆる構造主義とは直接には無関係だが,おのずとその前ぶれとなった。
執筆者:中村 雄二郎
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...
4/12 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
4/12 デジタル大辞泉を更新
4/12 デジタル大辞泉プラスを更新
3/11 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
2/13 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新