サイシン(細辛)(読み)サイシン

百科事典マイペディア 「サイシン(細辛)」の意味・わかりやすい解説

サイシン(細辛)【サイシン】

ウスバサイシンとも。本州九州山中の林内にはえるウマノスズクサ科の多年草。葉は横走するやや太い根茎の先に2枚ずつつき,心臓形で幅5〜10cm。春,2枚の葉の間から1本の花柄を出し,赤みを帯びた花を1個つける。花は径1〜1.5cm,扁平な球形で,花弁はなく,萼は多肉で基部が合着して鐘形となり,3個の裂片はそり返る。根茎は辛味があり,薬用とする。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サイシン(細辛)」の意味・わかりやすい解説

サイシン(細辛)
サイシン

ウスバサイシン(薄葉細辛)」のページをご覧ください。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android