日本大百科全書(ニッポニカ) 「サトゥ・マーレ」の意味・わかりやすい解説 サトゥ・マーレさとぅまーれSatu-Mare ルーマニア北西端、サトゥ・マーレ県の県都。西部平原を北流するソメシュ川の右岸にあり、ハンガリーとの国境に近い。人口11万5630(2002)。住民はハンガリー人が多い。周辺地域の商業中心地であるとともに、採鉱機械、鉄道車両、自動車、冶金(やきん)、電機、家具、繊維、皮革、食品などの工業が発達している。9~10世紀にサトマル国が成立して要塞(ようさい)が築かれ、13世紀には交易都市に発展した。18世紀のバロック様式の教会や大聖堂がある。[佐々田誠之助] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例