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サバルタン・スタディーズ subaltern studies

世界大百科事典 第2版の解説

サバルタン・スタディーズ【subaltern studies】

1980年代初めにインドにおける国民史の書換えの運動として始まり,それまで国民史の本流から排除されていた従属諸集団を,自主的な政治領域として国民史にいかに取り込むのかを課題とした研究の試み。従属的諸集団は,グラムシの用語を借りてサバルタンと呼ばれた。マルクス主義歴史家たちの始めたサバルタン研究が,プロレタリアートではなく,サバルタンという範疇を用いたのは,インド国民史の本流から黙殺されてきた集団が多様なあり方をしており,プロレタリアートといった範疇では包摂しきれなかったためだと考えられる。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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