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サラスバティー[川] Sarasvatī

世界大百科事典 第2版の解説

サラスバティー[川]【Sarasvatī】

インド北西部,ヒマーチャル・プラデーシュ州南端のシルムル県のシワリク丘陵に発し,ハリヤーナー州北西境を南西流したのち,ガッガル川に合流してタール砂漠中に消失する。全長約330km。ヒンドゥー教徒の最も聖なる川の一つで,学問と技芸の神サラスバティーはこの川に由来する。《リグ・ベーダ》にはアラビア海に流入する大河として描かれている。タール砂漠中に残るガッガル川などの干上がった旧河床は,かつての流路とされる。

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世界大百科事典内のサラスバティー[川]の言及

【川】より

… インドとイランでは川は女神と見なされた。古くは特に,インドではサラスバティー,イランではアナーヒターと呼ばれた神話的聖河が,大女神として崇拝された。後代のヒンドゥー教の信仰の中で最大の位置を占める聖河はガンガーだが,神話によればガンガーという名のこの川の女神は,もとは大神ビシュヌのかかとから流れ出て天界にいたが,あるときバギーラタという王が行った非常な苦行の功徳によって地上に下ることを余儀なくされた。…

※「サラスバティー[川]」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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