旺文社世界史事典 三訂版 の解説
サラディン(サラーフ=アッディーン)
Saladin (Ṣalāḥ al-Din)
エジプトのアイユーブ朝の建設者(在位1169〜93)
1171年ファーティマ朝を滅ぼしスンナ派を復活,74年以後,西南アジアから北アフリカを征服。1187年十字軍の建設したイェルサレム王国を倒し,第3回十字軍と休戦条約(1192)を結んでイェルサレムを確保したが,キリスト教徒の巡礼を許した。カイロにモスクやマドラサを建て,イスラーム学問の振興につとめた。
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